きみの友だち
(この記事、とっても長~くなってしまいました。(^_^;)
読みづらかったら、すみません。。)
重松清さんの『きみの友だち』読了。
久しぶりに小説を読んでいて目頭が熱くなり、少し涙がでました。
温かい気持ちになりました。
読後感、最高!
時間を空けてまた読みなおしたい、心が温まる一冊ですね。
こういう人との距離感や心のつながり、絆を深めていくという、友だちづくりって素敵だなあ。
この本は、連作群像小説です。
オムニバス形式の二人称。
いろんな『きみ』という人が、いろんな立ち位置(役割)として、いろんな物語に登場してきます。
オムニバス形式ですが、なんとな~くどこかで重なりあっていて、
この本を最後まで読むと
すべてが一つに繋がっているんですよね☆
あ、これ以上お話してしまうとネタバレになってしまいますので、
ここまでにします(^_^;)
とても読みやすい本、小説です。
この本を読んでいる途中も、
(重松清さんが
この本を生み出したねらいや目的に、まんまと私もハマってしまったのでしょうか^ ^)
ページを読み進めていくたびに
自然と…
自分がこれまでの人間関係のつきあいを振り返り、いや、よみがえってきます。
今では、
どれもすべてが懐かしい思い出です。
そのおかげで今の自分がいるんだろうなと思うので、感謝したいです(^_^)
でも、
すべてが楽しい、良い思い出ばかりではなくて、
私にも『あったなあー、こういうの』と
本を読んでいてついつい共感してしまう、にがい思い出やめんどうだなと当時感じた経験も湧きおこってきます(苦笑)が、、あはは^ ^
『友だち』ってなんだろう。
『親友(心友)』ってなんなんだろう。
その言葉の意味をあらためて考えさせられた、心が温まる一冊でした。
正直なところ、
『友だち』と『親友(心友)』の差は、はっきりと答えるのはむずかしくて、今だに明確にわからなかったりするんですが(^_^;)
『ほんとうの友だち』なら、わかる。
なかなか会えなくても、心の中にいる。
いつも一緒にいなくても、
むしろ平気で、
長い間ずーっと会っていなくて久しぶりに会っても、
顔を合わせた瞬間から会っていなかった時間なんてなかったかのような、
ふしぎな感覚で違和感なく話ができて、
笑い合える、
そういう関係こそが友だちなんだろうなと、
あくまでも私見(^_^;)ですが、この本を読んであらためて感じました。
重松清さん『きみの友だち』を読み終わった後、自分の友だちについて改めて考え、その友だちのことをもっと好きになりました。
そして、これからも大事にしたいですね、友だちもこの本も(^_^)
私はどちらかといえば人づきあい不器用な方(苦笑^ ^)なんですけど、不器用なりに大事にしたい。
不器用だからこそ、もっと大切にできたらいいなと…
一方的な想いかもしれませんが(^_^;)
重松清さんといえば、
最近ドラマ化された『とんび』がアタマに浮かびますが
他の作品の本も読みたくなりました。
(^_^)
長~くなってしまった記事を
最後まで読んでくださったあなたさま!
ありがとうございました☆
感謝です^ ^