それでもわたしは山に登る
田部井淳子さんの『それでもわたしは山に登る』、読了。
感性をくすぐられた一冊でした。
自然とふれあう事は好きだけど、
山登りはほとんど詳しくない私でも、専門用語のわかりやすい解説付きで読みやすく、田部井さんが感じる山の世界にぐいぐい引き込まれ、さらに自然とふれあいたい気持ちが増しました。
第1章の山から学んだことに書かれていた内容は、日ごろの生活をより豊かにするためのヒントがつまってる。
各登山場面の緊迫感や臨場感も、活字から鮮明に伝わってきて、ハラハラドキドキしました。
自然の美しさと怖さは紙一重。それでも山を自然を愛する田部井さんの熱い思いが伝わってきました。
第2章には知らなかった田部井さんの闘病記。
私ごとですが、今秋13回忌法要を無事に終えた亡き母は、田部井さんとは違う部位のガンでした。
1分1秒の時間を大切に、自分の好きなことやりたいことをどんな時でも、とことん楽しむという、おおらかで気丈な田部井さんの生き方、母に似てます(^^)